以前、夕食後に猛烈に眠くなりコーヒーを飲んでしまうことがよくありました。原因は睡眠が足りていなかったのかもしれません。でも、コーヒーを飲んでしまったら、またその日の夜も寝不足になり、次の日も同じことを繰り返してしまいます。これでは、コーヒーで眠れないのか、睡眠不足だからコーヒーを飲むのか分からないですね。
何時間くらい眠れば良いの?
赤ちゃんは一日に、十何時間も寝ています。
子供も12時間くらいは平気で寝れます。
大人になるにつれて6時間~8時間くらいになっていきます。
高齢になれば6時間程でしょうか。これでは少し足りず、昼間にうたた寝をしていたりもします。
人は、年齢と共に、夜の睡眠時間が減ってくるのが分かります。
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減るのは、自然な流れ。
仕事や勉強のために睡眠時間を削りたい。また逆に、昼間の集中力を上げたいから、何としてでも8時間は睡眠を確保したい。この様な思いは誰にも、少なからずあると思います。しかしこれらは、両方とも体の自然な要求に逆らっている事になります。
睡眠を削りすぎたら、得るものもあるかもしれないですが、失うものも大きいでしょう。睡眠は脳の記憶の整理をしたり、体内の傷ついた細胞を修復したり、成長ホルモンを出したりと睡眠でないと出来ないことを行っています。
また、40~50代になって、20代の様な睡眠時間を求めれば、睡眠薬に頼らないといけなくなります。
以前の若かった頃の自分と比較してしまい、今は8時間眠れていないから不調なんだと思うかもしれません。しかし年齢を考えれば、睡眠時間が短くなる方が普通なのです。沢山寝ないと体に悪いと思った結果が、薬の使用になってしまったら、どちらが体に悪いのか分からなくなります。
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自分の感覚が大事。
3時間睡眠法、4時間睡眠法、眠らなくても良い方法まで、センセーショナルなタイトルの本や情報が沢山あります。人の自然な欲求を考えれば、これらは不自然に感じるのではないでしょうか?
色々な説があり、実際に睡眠時間は何時間が良いのかということが、はっきりと解明されていないことが分かります。
大昔から人は、人生の3分の1を眠りに費やしています。それは人間にとって、どれほど睡眠が大事かということを物語っています。
あなたの今までの人生で磨かれた感覚と、年齢による睡眠時間の変化を考えれば、必要な睡眠時間の答えが分かります。他人の押し付けではない、自分に必要な睡眠時間の答えを肌感覚で見つけましょう。
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やることが多くて睡眠時間が取れない。
- やることが多く、睡眠時間が取れないという人は、睡眠の重要性を理解して優先度を上げることです。
- 睡眠時間を大切にしない人は、睡眠を悪いものだと思っているのかもしれません。みんな寝ないで仕事をしている。寝ないで勉強をしている。寝ていることは、だらけているのと同じだ。どこかにそんなイメージを持っていたら、睡眠時間は少なくても良いと、優先度を下げてしまします。
やらないといけない事があるとしたら、その中のひとつに睡眠を入れましょう。
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睡眠を削ると、別のものを失うことを理解する。
睡眠を削るとさまざまな弊害があります。仕事や私生活でも、イライラし、集中力を無くします。大事な場面で判断ミスを起こせば大切なものを失うかもしれません。交通事故なども判断力の低下が原因で起こります。
また、睡眠は免疫力を高めてくれます。睡眠を減らせば、重大な病気を招く原因にもなり、大切な人に悲しい思いをさせる結果になるかもしれません。
まとめ
睡眠に対して無頓着にならずに、でも神経質にもならないようにしましょう。野生の動物は眠くなったら寝るし、起きたくなったら起きます。
人間は動物と同じようにはいきませんが、昼間に強い眠気があったり、朝起きるのが辛かったら早く寝るようにする。
このように単純に対処するのが、複雑な睡眠に対する一番シンプルな答えではないでしょうか(^^)